祝婚歌

祝婚歌についてのサイトです。結婚式の祝辞として、結婚記念日のプレゼントとして、結婚パーティーの演出として、祝婚歌は贈るられる人にも喜ばれ、その場に居合わせた人も幸せにする詩です。この祝婚歌に関する情報を集めてみました。

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祝婚歌のおすすめ!

祝婚歌との出会い

祝婚歌との出会いは友人の結婚式の2次会だった。

その結婚式のパーティーで、スピーチをした友人の一人が、結婚する二人へのはなむけとして、この祝婚歌を朗読したのを聴いたのが、私が祝婚歌を知ったきっかけです。

当時はまだ結婚していなかったので、あまりピンと来ていなかったのですが、その後、結婚し、子供を持ち、夫婦喧嘩やらいろんな事を経験した後で、もう一度、他の友人の結婚式でこの祝婚歌を聞いたとき、初めて『なるほどな』と実感を伴って感銘する事ができました。

そして、その後は私も機会があるごとにこの祝婚歌を、結婚式や結婚記念日で使わせていただいております。

贈った相手にも喜ばれるし、その場に居合わせた人達にも共感してもらえる、結婚スピーチにも最適な素晴らしい詩です。
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祝婚歌 Pick Up!

祝婚歌とは詩人、吉野弘さんの詩です。

祝婚歌は、もともとは吉野さんが姪御さんの結婚式にどうしても都合がつかず、出席できなかったために、その代わりとして姪御さんへ贈られた詩だったそうです。

もともとのタイトルも祝婚歌ではなく、『○○夫妻に』と姪御さん夫妻宛のものだったそうです。

このもともとプライベートだった詩が、そのままの内容で詩集に収められる事になったが、その際にタイトルは祝婚歌に変更されたようです。

この祝婚歌には、当時40代後半だった吉野さんが、姪御さん夫妻へ伝えたかったメッセージであると同時に、自分自身へのメッセージでもあり、そして、奥さんへのお礼の気持ちを込めたメッセージなのだそうです。

祝婚歌の作者は吉野弘さんという詩人です。

1926年、山形県酒田市の生まれで、その後、埼玉県狭山市で長年活動され、現在は静岡県に在住だということです。

高校を卒業された後に就職され、その後、第2次世界大戦中のため徴兵制度で徴兵され、徴兵検査を受けられたのですが、実際に入隊する前に敗戦を迎えたそうです。

1949年労働組合運動に専念した影響もあり、過労で倒れ、肺結核のため3年間の療養生活を送られています。

1953年同人雑誌「櫂」に参加され、1957年に詩集「消息」、1959年には詩集「幻・方法」を発表。

1962年に会社勤めを辞めて作詞活動に専念されました。

1971年、第23回読売文学賞の詩歌俳句賞を『感傷旅行』で受賞されています。

そして、1994年には、これまでの作詞活動の集大成として『吉野弘全詩集』を発表されました。

吉野さんの詩は祝婚歌に代表されるように、普通の人々の普通の生活や人間性、社会を題材に、深く、やさしく、ユーモラスに、人々に共感と感銘を与えます。

吉野弘さんの作品「夕焼け」や「I was born」は国語の教科書にも掲載されたそうで、埼玉県の狭山市立入間野中学校の効果は吉野さんの作詞だそうです。

祝婚歌は詩人の吉野弘さんの作品ですが、吉野さんはこの祝婚歌という作品については、『人生の達人たちに学ぶ~渡る世間の裏話』という書籍の中で、以下のように語られています。



-----------引用ここから----------------

早坂 吉野さんは「祝婚歌」を「民謡みたいなものだ」とおっしゃっているように聞いたんですけど、それはどういう意味ですか。

吉野 民謡というのは、作詞者とか、作曲者がわからなくとも、歌が面白ければ歌ってくれるわけです。だから、私の作者の名前がなくとも、作品を喜んでくれるという意味で、私は知らない間に民謡を一つ書いちゃったなと、そういう感覚なんです。

早坂 いいお話ですね。「祝婚歌」は結婚式場とか、いろんなところからパンフレットに使いたいとか、随分、言って来るでしょう。 ただ、版権や著作権がどうなっているのか、そういうときは何とお答えになるんですか。

吉野 そのときに民謡の説を持ち出すわけです。 民謡というのは、著作権料がいりませんよ。 作者が不明ですからね。こうやって聞いてくださる方は、非常に良心的に聞いてくださるわけですね。だから,そういう著作権料というのは心配はまったく要りませんから....

早坂 どうぞ自由にお使いください。

吉野 そういうふうに答えることにしています。



-----------引用ここまで----------------



『人生の達人たちに学ぶ~渡る世間の裏話』 (早坂茂三著:東洋経済新報社刊)より



ということで、このブログでも引用させていただいていますし、結婚式などでも自由に使って大丈夫なようです。
『 祝 婚 歌 』(しゅくこんか)  作  吉野 弘


二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派過ぎないほうがいい

立派過ぎることは

長持ちしないことだと

気づいているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうち どちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気づいているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には色目を使わず

ゆったりゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに

ふと胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そしてなぜ 胸が熱くなるのか

黙っていてもふたりには

わかるのであってほしい


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